荒立神社(あらたてじんじゃ)は、宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井宮尾野に鎮座する神社である。
猿田彦命(さるたひこのみこと)と天鈿女命(あめのうずめのみこと)の2柱を主祭神とし、大年神、迫天満、当地一帯に住む興呂木(こおろぎ)家の先祖を祀る。
猿田彦命は記紀に天孫降臨の道案内をした神であると記され、道開きの神として知られ、また、天鈿女命は同じく記紀に天照大神が天の岩戸に隠れた際に、楽しげに舞い踊った神として知られている。こうしたことから、交通安全、五穀豊穣、商売繁盛、厄除、夫婦和合、安産、長寿祈願、芸事の上達、厄除け、子宝、長寿などに利益があるとされている。
特に芸能と縁結びのパワースポットとして知られ、芸能人やスポーツ選手も多く参拝している。奥にある板木(ばんき)を七回叩くと願いが叶うという。板木は七福徳寿板木(しちふくとくじゅばんぎ)、未来板木(みらいばんぎ)、猿版木(さるばんぎ)の三つあり、願いによって板木が異なる。
宮崎県高千穂町三田井464
火 力強さ、情熱、何かをするための動機づけ、欲求などを表します