大鳥大社(おおとりたいしゃ)は大阪府堺市西区鳳に鎮座する神社。埼玉県の鷲宮神社と並んで全国の「大鳥信仰」の本社とされる。和泉国一宮。本殿は大鳥造という独自の古形式を保っている。
「大鳥大明神(おおとりだいみょうじん)」「大鳥大神宮(おおとりのおおがみのみや)」などともいわれた。現在の正式な社名は大鳥神社(おおとりじんじゃ)であるが、一般には大鳥大社の社名の方が広く使用されている。
日本武尊は西征して熊襲を平定し、東征して東国を平定したが、伊吹山で病に倒れ、伊勢国能褒野で薨去する。遺体はその地に葬られたが、その陵墓から魂が白鳥となって飛んでいき、大和国琴引原で留まり、また飛び立って河内国古市に降りたが、最後に大鳥の地に舞い降りたので、社を建てて祀った。これが大鳥神社の始まりだとされる。神域は千種森(ちぐさのもり)と呼ばれ、白鳥が舞い降りた際、一夜にして樹木が生い茂ったと言われる。
大阪府堺市西区鳳北町1-1-2
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