泉増院は名古屋市南区に位置する寺院。玉照姫の像が安置されている。
もと美濃国の豪族の娘玉照姫は、あまりの美しさゆえ不運な運命に巻き込まれ、鳴海の長者の召使いとなった。不遇な生活を送りながらも、玉照姫は決して希望を捨てず、呼続の里の街道わきにあった観音像に祈りを捧げていた。ある雨の日、ずぶぬれになっていた観音像に自分の笠をかぶせてあげた玉照姫は、たまたま通りかかった藤原兼平に出会う。兼平は心優しい玉照姫を見初め、二人は結ばれた。
この玉照姫伝説にあやかり、縁結びのパワースポットとして参拝に訪れる人が後を絶たない。
愛知県名古屋市南区笠寺町字上新町76