生目神社(いきめじんじゃ)は、宮崎県宮崎市大字生目にある神社。亀井山と称する丘上に東面して鎮座し、「日向の生目様」と呼ばれる古くから眼病に霊験あらたかな神社との信仰を集める。品陀和気命(ほんだわけのみこと)(応神天皇)と藤原景清公を主祭神に、彦火瓊々杵尊、彦火火出見尊、鵜茅葺不合尊の3柱を相殿に祀る。鎮座地の亀井山に湧く清水が6方へと流れ、亀の頭、尾、左右手足を髣髴とさせるが、かつては眼病を患う者がこの水を掬って目を濯ぐ習わしがあり、現在も眼疾治癒を望む参詣者はこの水で沸かした茶を飲む。境内に聳える銀杏は、幹周6.24メートル、樹高34メートルに及ぶ巨木で樹齢は300年とされ(平成4年現在)、平成4年3月に「みやざきの巨樹百選」に認定されている。本殿の南側そびえるオガタマノキ(黄心樹)は御神木で、目通り幹周3.2メートル、樹高17.5メートル、樹冠は東西15メートル余りに及ぶ巨木。本殿北側に立ち、オガタマノキと対をなすクスノキ(楠)は、目通り幹周8.65メートル、樹高25メートルに及ぶ。これも地域住民からは神木とされている。両者ともに天然記念物である。
宮崎県宮崎市生目325
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