宮崎神宮(みやざきじんぐう)は、宮崎県宮崎市神宮にある神社である。神日本磐余彦尊(神武天皇)を主祭神とし、父神鸕鷀草葺不合尊と母神玉依姫命の2柱を配祀する。
地元では今でも親しみをこめて「神武さま」と呼ばれる。古くは「神武天皇宮(社)」、「神武天皇御廟」などと称されたが、明治6年(1873年)に「宮崎神社」と改称し、更に同11年「宮崎宮」と改称、大正2年(1913年)に神宮号が許可されて現社名となった。地元では「神武さま」と呼ばれ親しまれている。
社伝によれば、鎮座地は神武天皇が東征以前に宮を営んだ地で、後に九州に下向してきた皇孫の建磐龍命(阿蘇神社の祭神)がその縁に因んで創祀したといい、崇神天皇の時代に初めて社殿が創建され、景行天皇の熊襲征討に際して重ねて造営がなされ、更に応神天皇の時代からは『国造本紀』に載せる日向国造の祖、老男命(おいおのみこと)が祀るようになったと伝える。
4月3日の神武天皇祭では神事流鏑馬を行う。この流鏑馬は昭和15年の紀元2600年奉祝行事の一環として古儀に則り復興されたもの。長さ220mほどの流鏑馬馬場で、鎌倉武士に身を固めた騎馬武者が、南から北に向かって疾走しながら馬場の西側に建つ一辺60cmほどの四角い板の的を射る。
例祭後の土・日曜日に行われる宮崎神宮大祭(御神幸祭)では、宮崎神宮から瀬頭と大淀の御旅所(隔年で交替)まで、神輿を中心にシャンシャン馬や稚児行列が練り歩く国指定天然記念物の大白藤(オオシラフジ)がある。根回り2.95mで幹が2つに別れている。
宮崎県宮崎市神宮2丁目4-1
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