常光円満寺は、大阪府吹田市の真言宗寺院。開基は行基菩。735年(天平7年)行基が民衆救済のために諸国を巡行したおり、「吹田に聖なる香木がある」との夢のお告げがあり、当地に来てみると、そのお告げ通りに一本の香木が浜辺に打ち上げられていた。行基はその香木で聖観音菩薩像を彫刻し、その場所を聖地として堂を建て、聖観音菩薩像を本尊としたと伝わる。このお堂は浜辺に建てられたので、「浜の堂」と呼ばれ、行基菩薩の話を聞くため常に千人を越す人たちが集まり、智慧を授かるために日夜光明が絶えなかったので、誰言う事なく、山号は「慧日山(えにちざん)」となり、「常に光明を放つ寺、常光寺」と呼ばれるようになったと言われる。とりわけ水子供養で知られる。
大阪府吹田市元町28-13
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