高崎白衣大観音(たかさきびゃくえだいかんのん)は、群馬県高崎市の高崎観音山丘陵にある大観音(白衣観音)像である。同市のシンボルとなっており、高野山真言宗慈眼院の境内にある。通称「高崎観音(たかさきかんのん)」。
1936(昭和11)年、実業家井上保三郎によって建立された鉄筋コンクリート製の大観音で、高さ41.8m、重さは5,985t。原型製作は伊勢崎市出身の彫刻家森村酉三。その原型を自転車で運んだのが元首相の田中角栄だったという逸話もある。
観音山の山頂、標高190mの地点にあり、建立当時は世界最大の観音像であった。
内部は9層に分かれていて、20体の仏像が安置されている。最上階(観音像の肩部分)からは高崎市街地はもとより、群馬県の主要な山々から八ヶ岳等まで一望できる。
8月第4土曜日には「高崎観音山ろうそく祭り 万灯会(たかさきかんのんやまろうそくまつり まんどうえ)」が行われる。土用護摩を焚き、円光くぐりの後、参道からひびき橋のたもとまで1万本のろうそくや灯籠を並べ、先祖供養、家内安全、商売繁盛、諸願成就などを祈願する。
群馬県高崎市石原町2710-1
安全祈願・厄除け |