高屋山上陵(たかやのやまのえのみささぎ)は、ホオリ(天津日高日子穂穂手見命)の陵。鹿児島県霧島市(旧溝辺町)が所在地とされる。可愛山陵、吾平山上陵とともに神代三山陵の一つに数えられる。面積53,000平方mの円墳であり、石段を登り詰めた標高390mの山頂、杉木立に囲まれた場所にある。表面は多数の石に覆われ、周囲には石垣が巡らされている。ホオリの命と豊玉姫命を祀る。ホオリの命は神代三代の第二代目で、神武天皇の祖父に当たり、御霊は鹿児島神宮に祀られている。古事記によれば、命の御陵は日向の高千穂山の西に在ると記されており、日本書紀には、高屋の山に葬るとある。
鹿児島県霧島市溝辺町麓菅ノ口