吾平山上稜は鹿児島県鹿屋市吾平町上名吾平山の北に位置する陵墓。鹿児島三大御陵墓のひとつで、全国でも珍しい岩屋の陵。
初代天皇である神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコトと母である玉依姫命の陵墓となっている。大隅半島の中央を貫流する肝属川、その上流・姶良川の清冽な流れのほとり、山紫水明に包まれた景勝の地にある。陵域は9.35ヘクタール。
正月三が日は大隅半島各地からの初もうで客でにぎわう。吾平山上稜までの道の標識や駐車場には観光案内所やトイレも整備されていて、車でのアクセスが容易になっている。
途中の橋のたもとには「小伊勢」と呼ばれるように、禊のための川への石段がある。奥には小さな鳥居と岩屋(洞窟)の御陵がある。
鹿児島県鹿屋市吾平町上名