白川水源は、阿蘇高岳の南麓にあたり、白川の水源のひとつである。阿蘇神社の末社「白川吉見神社」内にあり、南阿蘇村自然環境保全地域として保全されている。
毎分60トンもの水が湧き出るこの湧水は、水質の良さで環境庁選定「日本の名水百選」にも選ばれている。
白川吉見神社境内の阿蘇の杉と銀杏の森は「ふるさと熊本の樹木」にも登録されている。御祭神は国龍大明神(くにたつだいみょうじん)と罔象女命(みずはめのみこと)、水源の守り神である。
地元では不老長寿、諸病退散の御神水の湧くパワースポットとして語り継がれ、社殿は元禄14年6月、山狩の際にここに参拝した第5代肥後藩主の細川綱利が造営させたもの。九曜紋の社幕が細川家から奉納されている。
熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川