斎王の森史跡公園は、三重県多気郡明和町にある斎宮跡の史跡公園。東西2,000m、南北700m、面積約140haにも及ぶ全国屈指の大規模遺跡で、昭和54年から継続的に発掘調査が進められている。斎王(さいおう、いつきのみこ)とは、伊勢神宮または賀茂神社に巫女として奉仕した未婚の内親王または女王(親王の娘)のこと。厳密には内親王なら「斎内親王」、女王の場合は「斎王」「斎女王」と称したが、一般に両者をまとめて斎王と呼ぶ。斎宮は「いつきのみや」とも呼ばれ、天皇に代わって伊勢神宮に仕える斎王が勤める斎宮寮(さいくうりょう)という役所であった。
三重県多気郡明和町斎宮