金櫻神社(かなざくらじんじゃ)は、山梨県甲府市御岳町にある神社である。市域北部、荒川上流の山間部に位置する。
幕末までは蔵王権現と呼ばれ、慶応4年(1868年)の由来書で「金櫻神社」と称している。
雄略天皇時代に金峰山に本宮として創建されたとされる山岳信仰の神社で、金峰山信仰(御嶽信仰)の中心神社。周辺には新式や御師屋敷や宿坊があり、御岳村は門前町を形成した。
神体は、高さ20メートルの花崗岩質からなる五丈岩。祭神は少名彦命(スクナビコナ)、大己貴命(大国主)、須佐之男命(スサノオ)、日本武尊(ヤマトタケル)、櫛稲田媛命(クシナダヒメ)。御神宝は水晶。
本殿横に、淡い黄緑色の花を咲かせ「鬱金(うこん)の桜」がある。金櫻神社の鬱金桜は「金の成る木の金桜」として知られ、商売繁盛の御神木として信仰を集めている。桜の満開の季節に、鬱金の桜を拝み、水晶のお守りをうけると一生金運に恵まれるといわれてる。
例大祭は4月21日から22日で、御岳大神楽が行われている。現在は神域が秩父多摩国立公園に属し、御岳昇仙峡とともに観光名所となっている。
山梨県甲府市御岳町2347
金運 | 出世・仕事・商売繁盛 | 健康・病気治癒 |
安全祈願・厄除け |