仙台大観音は、仙台市泉区にある大観密寺にある大観音像。正式名称は仙台天道白衣大観音(せんだいてんどうびゃくえだいかんのん)。
身の丈92m、台座を含めると地上100mであるが、100という数字は1989年(平成元年)4月1日に政令指定都市に移行した仙台市が同時に市制100周年を迎えたことに因んでいる。また、21世紀の繁栄を願って、地下方向にも21mの深さにまで掘られている。
地上高は牛久大仏に次ぐ大きさと言われ、奈良の大仏の約5倍。胎内は12層に分かれており、60mに及ぶ吹き抜けになっている。12層には大観音の腹側と背側に展望窓が設置されていて、各々都心部側と泉ヶ岳側を望むことが出来る。
また、両肩付近に航空障害灯が設置されており、その部分にも窓がある。
内部の各層には三十三観音・十二神将・百八体仏などが収められ、直接内拝ができる。
なお、この大観音により電波障害が発生しているため、対策として地上アナログテレビ放送ではニューワールド中山中継局が設置されている。この中継局では、大年寺山のテレビ塔から送信される電波を大観音の頭頂に設置されたアンテナで受信し、難視聴を強いられた世帯に向けて再送信が行われている。
宮城県仙台市泉区実沢字中山南31-36