合元寺(赤壁寺)は、大分県中津市の寺院。1587年、黒田孝高によって建立された。深紅に塗られた壁は城下町・中津の中でもひときわ強烈な印象を与え、別名・赤壁寺とよばれる。
豊臣秀吉の時代、豊前の実力者だった宇都宮鎮房が騙し討ちに遇い、この寺を宿舎にしていた家臣たちも全員討ち死にした。その時の血潮を浴びた門前の白壁は何度塗り替えても血痕が浮き出るため、ついに赤壁に塗り替えたという。
柱には当時の刀傷も残り、家臣たちの無念と悲しみが壁の血痕を何度も浮き出させたと伝えられている。
大分県中津市寺町973