太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)は福岡県太宰府市にある神社である。天満宮の一つ。初詣の際には毎年200万人以上の参詣者がある。
この神社には学問の神様で知られる菅原道真がまつられている。道真は901年に藤原氏の陰謀によってこの地に流され、903年に亡くなった。その遺骸を都まで送ろうとしたが、太宰府から外れた所で牛車を曳いていた牛が動かなくなった。それはそこに留まりたいのだという道真の意志によるものと考え、そこに墓が作られた。道真の没後、京では疫病や異常気象など不吉な事が続いたため「道真の祟り」と恐れられた。これを鎮めるために道真の墓所の上に社殿を建立した。これが太宰府天満宮の始まりである。また、京には北野天満宮が造られた。
本殿の北東の小山にある末社の天開稲荷社がパワースポットと言われている。御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、別称は稲荷神。鎌倉末期に京都の伏見稲荷大社からの御分霊を御遷したという。
菅原道真は乙丑(きのとうし)の年に生まれであり、亡くなった日が丑の月の丑の日。牛が刺客から道真を守った、道真の墓の場所を牛が定めたなど、牛と深い関わりがある。このことから、太宰府天満宮の境内には牛の像が多く祀られている。「なで牛」とも呼ばれ、体に悪いところがある方は、自身と牛の同じ部分を互いに撫でさすると病気が平癒し、神牛の頭を撫でると知恵がつくという。
菅原道真は、都を去る前、前庭にある梅との別れを惜しみ「東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」と詠んだ。この梅が、都を去った道真を慕って京から一夜にして飛んできた、という伝説があり、太宰府天満宮には飛梅(とびうめ)と呼ばれる御神木がある。旅行交通安全の御利益があるといわれ、この御神木の梅実で奉製された「飛梅御守」というお守りがある。
稲荷社の裏には奥宮の祠があり、パワースポットと言われている。
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
水 流体、無定形の物、流動的な性質、変化に対して適応する性質です
開運 | 家内安全 | 出世・仕事・商売繁盛 |
学業・合格祈願・技芸上達 | 健康・病気治癒 | 安全祈願・厄除け |