松平郷(まつだいらごう)は、三河国の戦国大名から江戸幕府の将軍家へと発展する松平氏・徳川氏の発祥地である。巴川(足助川)東岸の山地の中の小集落で、三河国加茂郡に属し、現在の愛知県豊田市松平町にあたる。
一帯に残る館跡、城跡等は松平氏遺跡として国の史跡に指定されている。
松平東照宮(まつだいらとうしょうぐう)は松平親氏を祀り、さらに松平郷松平家が大正時代まで在住した。境内には徳川家康産湯の井戸跡や松平家の屋敷跡などの史跡がある。近隣には松平家の菩提寺である高月院や松平城址などの史跡が散在する。元和5年(1619年)、9代松平尚栄が、八幡宮(現在の松平東照宮)に東照大権現を勧請した。なお、この神社の敷地自体が松平家の屋敷「松平氏館」の跡で、現在でも石垣や濠などが残されている。
高月院は1367年に足助重政が建立したと伝えられる、建立当時は寂静寺と呼ばれていたが1377年に松平親氏が堂塔を寄進してから高月院となり、以後松平氏の菩提寺となる。1602年には、徳川家康より100石下賜されるなど、江戸幕府の保護を受ける。山門と本堂は徳川家光の命により1641年に建てられたものとされる。 境内には松平親氏の墓もある。
愛知県豊田市松平町赤原13