霧島東神社は、宮崎県西諸県郡高原町の神社。高千穂峰への中腹、標高500メートルの高台に鎮座する。
創建は第10代崇神天皇の代、と言われ、ニニギノミコトが天孫降臨された際に、初めて祖先の神々を祀ったところと伝えられている。
霧島東神社の東南には約4.600年前におこった噴火の火口に地下水が溜まって出来た御池(みいけ)がある。直径約1km周囲3.9kmのほぼ円形。性空上人(しょうくうしょうにん)がこの池のほとりで修業をしている際に、九頭の神龍が現れ宝珠を渡したという。また神武天皇が幼少の頃、皇子港の水辺で遊んだという伝説も残る。
鳥居の右手にある「忍穂井」は神龍の泉と言われ、霊泉として効験あらたかと伝えられるが、女性は覗き込んではいけない。
享保12年(1722年)に造営された拝殿は奥の向拝柱に雌雄一対の龍柱が掘られており見逃せない。
拝殿、本殿の横にあるサカキは朽ちた切株から新しく芽が出て再生しようとしている。
宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田