阿賀神社(あがじんじゃ)は、滋賀県東近江市にある神社である。太郎坊宮(たろうぼうのみや)、太郎坊阿賀神社の通称で知られている。正哉吾勝勝速日天忍穂耳命を祀る。
欽明天皇の時代、聖徳太子が箕作山に瓦屋寺を創建したときに霊験があって創建されたと伝える。後に伝教大師(最澄)が参篭し、社殿・社坊を献じたという。山岳信仰の霊地として多くの修験者が参篭した。その修験者の守護神とされたのが「太郎坊の天狗」で、現在も神社の守護神とされる。
本殿前にある夫婦岩は、神の神通力によって開かれたと伝えられ、悪心のある者が間を通ると挟まれるとされる。別名「近江の高天原」とも呼ばれる。
滋賀県東近江市小脇町2247