鵜戸神宮(うどじんぐう)は、宮崎県日南市にある神社である。
日向灘に面した断崖の中腹、東西38m、南北29m、高さ8.5mの岩窟(海食洞)内に本殿が鎮座し、参拝するには崖にそって作られた石段を降りる必要があり、神社としては珍しい「下り宮」のかたちとなっている。
日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊を主祭神とし、相殿に大日孁貴以下の皇祖神と神武天皇を祀る。主祭神降誕の地とされ、縁結び・夫婦和合・子授け・安産などの信仰を集めている。また境内には主祭神の陵墓とされる古墳もある。
本殿裏にある「お乳岩」は、乳房に似た2つの突起で、豊玉姫が綿津見国へ去る時、御子の育児のために左の乳房をくっつけたものと伝えられる。主祭神はそこから滴り落ちる「お乳水」で作った飴を母乳代わりにしたという。現在も安産や育児を願う人々から信仰されている
豊玉姫が海神宮(わたつみのみや)から来訪する際に乗った亀が石と化したものと伝えられる「亀石」がある。
境内社の波切神社(なみきりじんしゃ)がパワースポットと言われている。もとは波切不動尊と呼ばれ、廃仏毀釈により波切神社となった。
宮崎県日南市大字宮浦3232
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