麻賀多神社(まかたじんじゃ)は、千葉県成田市台方にある神社である。
印旛郡市に18社ある「麻賀多十八社」の惣社である。社伝によれば、景行天皇42年6月晦日、東征中の日本建尊が当地を訪れ、杉の幹に鏡を懸け「この鏡をインバノクニタマオキツカガミと崇めて祀れば、五穀豊穣になる」と言い、伊勢の大神を遥拝したのが当社の起源であるという。
1944年(昭和19年)6月10日に日月神示が降ろされた場所としても知られている。
日月神示(ひつきしんじ、ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明に「国常立尊」(別名、国之常立神)と呼ばれている高級神霊より自動書記によって降ろされたとされる神示である。境内にある末社・天之日津久神社に参拝後、社務所で休んでいたら、突然右腕が動き出し自動書記が始まった。原文はほとんどが漢数字、独特の記号、そして、若干のかな文字の混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」も有る。別名「ひふみ神示」または、「一二三神示」とも呼ばれる。
その難解さから当初は書記した天明自身もほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者の協力などで少しづつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年(大正6年)11月9日 - 2009年(平成21年)6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われている。本巻38巻と補巻1巻の計39巻から成る。
船形の麻賀多神社が当社の奥宮にあたるという。
東日本一の大杉とも言われる御神木の大杉がある。周囲約8m、高さ40m。
千葉県成田市台方1番地