事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)は、静岡県掛川市八坂にある神社。旧東海道沿いの、日坂宿(にっさかしゅく)および小夜の中山の西の入口にある。
東海道沿いにあって、難所であった小夜の中山の西側の麓にあたることや、「ことのまま」の名が「願い事が意のままに叶う」の意味を持つことから、多くの人が旅の安全や願い事成就を祈るため立ち寄り、また江戸幕府も朱印高百石余りを献上するなど崇敬を集めた。また古くから多くの書物がこの社のことを記しており、平安時代には清少納言の「枕草子」や多くの和歌、鎌倉時代には吾妻鏡、江戸時代には十返舎一九の「東海道中膝栗毛」などに「願い事が叶う神社」として登場している。
御神木の大杉に抱きつくとパワーが得られる、と言われる。
社務所に置かれている白い紙「福の神」を手に奥の宮に向かい、敷き詰められた白い小石を三つ、一つ目は神様を思い、二つ目は皆のことを思い、三つ目は自分のことを思って磨く。
静岡県掛川市八坂643