二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、三重県伊勢市二見町江にある神社である。猿田彦大神と宇迦御魂大神を御祭神とする。
猿田彦大神は天孫降臨の際に高天原と豊葦原中津国の間の道案内を務めたことから、「道開き(導き)の神」といわれている。この神のお使いはカエルとされており、神社参拝の後に御神徳を受けた人々が、神社の境内にカエルの塑像を献納する。このため、境内には無数のカエルの石像が並んでいる。この神社の御守(授与品)もまた「無事カエル」「貸した物がカエル」「お金がカエル」と呼ばれるカエルをモチーフにした物である。
境内の磯合にある夫婦岩(めおといわ)で知られる。
夫婦岩(めおといわ)は日の大神(天照大神)と御神体である興玉神石(おきたましんせき)を拝むための鳥居の役目を果たしている。古来、男岩は立石、女岩は根尻岩と呼ばれていたが、いつの頃からか、夫婦岩と呼ばれるようになった。夏至の前後約4ヶ月間は、夫婦岩の間から御来光が拝めることで有名。特に夏至の前後2週間ほどは、方位角約61度距離およそ200kmの彼方にある富士山山頂付近からの御来光となる。また、冬至の頃には夫婦岩の間より昇る月を見ることもできる。
5月末に御神体・興玉神石に生える藻(あまも)を刈る「藻刈神事(もかりしんじ)」が行われる。興玉神石より刈り取られた藻は、猿田彦大神ゆかりの霊草とされ、天日に干して「お祓いの具」となる。毎年6月21日に、夏至祭が執り行われる。
境内社として綿津見大神を祀る龍宮社があり、旧暦5月15日に龍宮社例祭に併せて郷中施(ごじゅうせ)神事が行われる。また、氏子地江の外れに大若子命をお祀りする栄野神社があり、毎年1月14日の例祭日には湯立神事が行われる。
三重県伊勢市二見町大字江575
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